幅(注ぎ口から持ち手まで)115㎜ 高さ80㎜ 口径39㎜ 満水容量160㏄
景徳鎮で作られた全手工陶磁器の急須です。
淡いグレーがかった釉薬の上に、蘭の花と漢詩が絵付けされています。
漢詩は【蘭草已成行、山中意味長、堅貞還自抱、何事斗(闘)群芳】
清代の書家 鄭板橋 の作品に見られる詩です。
【蘭は山の奥深くに生き、揺るぎのない正しさを持ち、他の香りと競うことはしない(外からの影響を受けることはない)】というような意味かと思います。
上品な筋紋装飾を施されたこの茶壷は、蘭の花を愛でるイメージにぴったりの佇まい。
香り高いお茶を、優しく淹れていただく場にふさわしいと思います。